今日は1時に起きました。気温は25℃。小雨。少しずつ涼しくなってきましたね。
先日ステンレス布巾を購入しました。
これはアルミやチタンクッカーの油汚れを、洗剤を使わずに少量の水だけで綺麗に出来るという優れ物です。
キャンプや登山といった、水や洗剤の使用が制限されているアウトドアで使う製品。我が家では食器や弁当箱はチタン製のクッカーやアルミのメスティンを愛用しています。
ステンレス布巾はまさに我が家のために作られたと勘違いしてしまうくらい完璧に、我が家の用途にマッチしました。
洗剤を使わなくてもいいということは、手指の肌はもちろんのこと、環境にもやさしいです。
洗剤を使わないとなると、どうしてもばい菌が気になるという人もいるでしょう。完璧に乾かしてあげたら菌が繁殖して食中毒にならないようで、そこまで心配は必要ないようです。むしろ食器よりも手についたばい菌が原因になることの方が多いようですので気にしなくてもいいかもしれませんね。もちろん生魚や生肉を使った場合は滅菌が大切。滅菌方法は後に書いています。
スマートフォンの画面はトイレの便座よりも多くの菌がいることがわかっています。
それでもばい菌が気になる人は、ステンレス布巾で油汚れをおとしてから完全に乾かして、アルコールを噴射してもいいでしょう。
しかし除菌しようとおもうと、アルコールが噴霧していない場所には効果がないので、食器全体に噴霧するように心がけなければなりません。
これは洗剤で洗う事も同じで、洗剤にふれない部分があれば、いくら洗剤で洗ったとしても意味がありません。
毎日歯磨き粉を付けて磨いていても、磨けていない部分は虫歯になるのと同じです。当たり前の話ですね。
歯ブラシは丁寧に磨く事しかないですが、食器に関しては完璧に除菌(滅菌)することも可能です。※余談ですが、僕は歯磨き粉を使わずに歯を磨いています。まだ村上春樹さんのように歯ブラシ後の唾液を飲み込んだことはないですが、環境にはいいですよね。虫歯もここ数年全くありません。
滅菌するための方法は高温にすることです。
テレビやドラマで手術に使う器具を熱湯にいれて滅菌しているのを見たことがある人は多いと思います。
高温にすると(温度や時間が明確にきめられた基準に達した場合)すべての菌が死滅します。また金属は熱伝導率が高いため、洗剤が届かない隙間でさえ滅菌できます。
お風呂では洗剤が届かないところにカビ菌が繁殖することがありますが、高温に出来ればカビ菌も死滅します。もちろん浴室すべてをばい菌が死滅するほど高温にすることは難しいのですが、食器であれば簡単。
火に直接かければいいのです。しかし、チタン製品の場合はあまり高温にしすぎると歪みの原因になるかもしれません。
僕のチタン製のマグカップは熱が強く当たったところだけがチタンブルーに染まり少し歪んでしまいました。
チタンは他の金属に比べて熱伝導が低いので、熱いコーヒーをいれてマグカップの縁に唇をつけても、火傷をしにくい素材ですが、チタン製のフライパンで炒めものをする場合には、熱が火にあたっている箇所が顕著に熱くなるので焼き加減にムラが出来てしまいます。
しかし今回購入したステンレス布巾はバーナーパットとしても使うことが出来ます。
バーナーパットとはバーナーの下におくことでチタン製のマグカップやフライパンの底全体に熱を伝える手助けをしてくれます。
そしてステンレス布巾に火にかけることになるので、汚れを焼きることも殺菌もできます。
食器としてチタンやアルミのクッカーを使った後に、ステンレス布巾で汚れをおとし、ステンレス布巾を下に敷いてからクッカーを火にかければ、クッカーの滅菌もステンレス布巾の汚れも取ることが出来ます。
キャンプや登山だけではなく、普段の生活であっても、水や洗剤の使用を控える事が出来てとても重宝するでしょう。