今日は4時に起きました。気温は11℃。晴れ。朝からコーヒーを淹れるのが日課になりました。
毎朝ミルでコーヒー豆を優しくゴリゴリ挽いて、アルコールストーブでお湯を沸かします。折りたたみ式のドリッパーでハンドドリップします。直接450mlのチタン製のマグカップにドリップします。
毎朝美味しいコーヒーをゆっくり飲める幸せを感じています。
昨日は仕事が休みでほぼ家の外に出ませんでした。自宅で映画を見てゴロゴロしていたのですが、観た映画がブラッド・ピットとモーガン・フリーマンが出演している『セブン』という映画。
キリスト教の「7つの大罪」が題材として使われています。
「7つの大罪」とは
「7つの大罪」とは人間が犯す罪の根元になるもので罪の軽い順に並べると、
- 暴食(Gluttony)
- 色欲(Lust)
- 強欲(Greed)
- 憤怒(Wrath)
- 怠惰(Sloth)
- 傲慢(Pride)
- 嫉妬(Envy)
暴食(Gluttony)
節制のない食事は、欲望を助長させる根源となる。
色欲(Lust)
子孫繁栄のためではなく、みだらに性的快楽に陥ることは禁忌とされる。
強欲(Greed)
金銀など財産に対しての異常な物欲。聖パウロは「一切の悪事の根なり」と説いたとされる。
憤怒(Wrath)
人間の最もネガティブな感情のひとつ。怒りは理性を破壊し、魂の中に悪魔を迎え入れることだとされている。
怠惰(Sloth)
元々は安息日に関わらず労働を続けることを指していたが、現在では労働を放棄して怠けていることを指す。
傲慢(Pride)
過度に自惚れていること。美徳とされる「謙遜」の真逆の状態。
嫉妬(Envy)
他人の幸福を妬み、他人の不幸を喜ぶ感情。
「7つの美徳」とは
「7つの大罪」と対となるものではないものの「7つの美徳」という感情もあります。
- 暴食→節制
- 色欲→純潔
- 強欲→分別
- 憤怒→寛容
- 怠惰→勤勉
- 傲慢→忠義(謙遜)
- 嫉妬→慈愛
「7つの大罪」は終わりのない感情
なぜキリストが「7つの大罪」を人間が犯す罪の根元になるものとして残したのかは誰もが納得がいくことでしょう。
これらの欲望や感情を持っていては人は幸福になれるはずもありません。
ミニマリストとして物を捨て、物質的に自由になった後には負の感情をなくしていくことになりました。
はっきりとわかっていなかったかもしれませんが、それらの感情とは「7つの大罪」に含まれているものたちでした。
その感情は終わることのない感情や欲望を表しています。
もしたくさん食べたとしても、次の日にはまたどんどん食べてしまいます。誰かが高級な腕時計を購入しているのを妬み、同じ物を購入したとしても、すぐにもっと高級で特別な腕時計は作られます。
広告や商品は僕たちの欲望を刺激するために生まれています。
「7つの大罪」の感情は幻のような幸福感を与えてはくれますが、本当の幸福に繋がることはありません。
「7つの美徳」の感情を持つことで人生が変わることでしょう。
聖書が書かれて2000年近くたった今でも語り継がれているキリストの教えは、いまだに人間の本質を変わらないことを教えてくれています。
特に「嫉妬」は現代の日本で、よく目(耳)にする感情のように感じます。出来るだけ慈愛の心を大切にしていきたい。