ミニマリスト 佐々木 典士さんに聞く『世界のミニマリズム』

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日本でミニマリストについて書かれた最初の書籍で、23ヶ国語に翻訳された大ベストセラー『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 – 断捨離からミニマリストへ –』の著者である佐々木 典士さん。

先日、幸運ながら一緒に登山に行く機会がありました。

当日は、アラブ首長国連邦での講演から帰国2日後。多忙なスケジュールの中、山を登りながら貴重なお話を聞くことが出来ました。

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佐々木 典士/Sasaki Fumio さん

サインは手帳にしてもらったのをはめ込み合成しました。

佐々木 典士/Sasaki Fumio

1979年生まれ。香川県出身。学研『BOMB』編集部、『STUDIO VOICE』編集部、ワニブックスを経てフリーに。初の著書『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』(ワニブックス刊)は16万部突破、23カ国語へ翻訳。

世界の子どもたちのミニマリズムについて

ー佐々木さんは日本だけでなく、いろいろな国で講演されていますが、世界の子どもたちは「ミニマリズム」にどういった印象を持っているのでしょうか?

インド系の学校に講演しに行った時、ぼくのパソコンのデスクトップの写真を見てもらって「誰の部屋でしょうか?」とクイズを出してみました。

さすがにみなさんすぐ「ガンジーの部屋」だとわかりましたね。笑

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「ガンジーの部屋」

お気に入りの写真でずっとデスクトップの画像にしているそう

インドにしてもアラブ首長国連邦にしても経済が成長して豊かな国になっていく一方、消費を楽しんだり持ち物が増えていく経験もすると思うので、これから『ミニマリズム』についての考え方が必要なのかなと思います。

仏教、キリスト教、イスラム教もですが宗教の開祖は持たなかったい人たちばかりですよね。そんな教えが根本にあるので『ミニマリズム』についても宗教と絡めて熱い質問が飛んできたり、理解してもらいやすかったかなと思います。

ー印象に残っている質問などありますか?

講演が全て終わってから、

「お金を稼いで物を買って豊かになる為に、勉強を一生懸命頑張っているのに、物やお金では豊かにならない理由をもっと教えてほしい」

と講演を最初から全部話さないと答えられないような「壮大な質問」もありました。笑

佐々木 典士さんの今後

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ー今、ワニブックスを退社されフリーランスで本を書いたり、世界を旅している佐々木さんですが、これからの生活・将来についてどう考えていますか?

幸運なことにたまたま出した本が多くの人に読まれているのですが、刊行スピードが遅いのでこれからはもっとコンスタントに本を出したいですね。

今は京都に住んでいますが、年明けからフィリピンに2ヶ月間、語学留学する予定です。

海外から読者の感想もたくさん来ますし、講演に行ったときも当然のように作家なら英語を話せると思われているんですよね(笑)。

旅行などはそれほど英語が話せなくても充分に出来ますが、『ミニマリズム』について誤解がないように、繊細なニュアンスを英語で説明するのはぜんぜんできないんですよね。

だからもう少し自分でも話せるようになりたいなと思っています。

ー帰国後の予定は決まっていますか?

またそろそろ引っ越しをしたいと思っています。福岡は家賃が安いそうですし、国東半島には数千円で住めるアパートもあるそうです。せっかくな身軽さなので移動しつつ色々見ていきたいなと思いますね

毎年冬になるとフィリピンのような暖かい場所で留学するスタイルもいいなぁと思ったりしてます(笑)。

まとめ

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登山後の有馬温泉にて

佐々木 典士さんと最初に出会ったのは3年ほど前。その頃よりもさらに幸せそうに見えました。

世界をまたにかけ活躍する一方で、結婚について聞くと

「家族はたぶん持たないし、自由と結婚したとよく説明してます」

と笑顔で言われていたのが印象的でした。

次の著書も楽しみにしています。

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