5年間愛用してきた野田琺瑯のポトル 。
寒い時期にはアラジンのブルーフレームの上で、お湯を沸かし常に乾燥を防いでくれていた野田琺瑯のポトル 。
めちゃくちゃ可愛くて最高のコンビでした。
しかし、野田琺瑯のポトルを毎日のようにアラジンのブルーフレーム(石油ストーブ)の上に置いている使い方は、かなりハードだったようです。
5年間使用した野田琺瑯のポトルの内側は錆びてきました。
説明書の注意書きにも「石油ストーブの上で長い間使用する事は避けるように」「内側はしっかり乾燥されるように」と書いてあります。
修理できるのか『野田琺瑯』にお問い合わせしてみました。
【観覧注意】野田琺瑯『ポトル 』内側の錆び
5年間ハードな使い方をした野田琺瑯『ポトル 』。
内側の錆びはここまでひどいです。
つなぎ目の部分は錆びやすいみたいです。
蓋も錆びてます。もらい錆びでしょうか?
野田琺瑯に「お問い合わせ」
今回、僕が野田琺瑯の公式サイトから「問い合わせた」内容です。
野田琺瑯のポトルを使ってお湯を沸かすと、
- 錆びのような細かい粉がお湯の中に浮いている。
- 内側が蓋も含めて錆びている。
- 修理が可能か
という3点です。
連絡をすればめちゃくちゃ早く返信がきました。
返信
弊社ホームページへのお問い合わせありがとうございました。
日頃より製品をご愛用いただきまして誠にありがとうございます。
ホウロウは、鉄板で型を作り、その上にガラス質の釉薬を施し、
850度の高温で焼き付けております。
手仕事品につき、釉薬のかかり方に多少の固体差はございますが、
鉄が素地になっておりますので、材質の特性・工程上、ご使用期間に関わらず、
サビる可能性はどうしても出てきてしまうというような材質ではございます。
特に、鉄板の切断部あたる部分(本体・蓋のフチ部、ケトル類の本体内面の湯口の付け根部(穴のまわり)など)に関しましては、
釉薬がかかりにくく、サビる可能性がある箇所となってしまいます。
また、サビが広範囲にわたる場合には、もらいサビが起きている場合や、
経年劣化によるものも考えられます。
サビの度合いにもよりますが、ドラッグストアやホームセンターなどで購入できる
メラミン質のスポンジ(商品名:激落ちくん 等)
などで洗っていただきますと、ある程度、きれいになる場合がございます。
また、なんとか修理が出来ればよいのですが、
工程上、炉に入れて釉薬を焼き付ける必要があるため
一部の箇所のみ修繕しようといたしますと、炉に入れた時に
他の箇所がヒビ割れてしまうこととなってしまいます。
(一度、ガラス質になったものは850度の高温に耐えられないため)
方法としては、全てのガラス質を剥がし、鉄生地の状態に戻し一からの工程にて
作り直すこととなってしまうため、新しいものを作るよりも工程数が増え、技術的なリスクも伴うため
お求めいただいた価格の数倍の費用がかかってしまうというような実情でございます。
このような事で、ホウロウの部分は、基本的には修理というかたちがとれないのが現状でございます。
サビ自体は鉄のフライパンや鉄瓶などと同様に鉄サビでございますので、
害のあるものではなく、その点でもご安心いただけます。
ホウロウは、鉄とガラスのみで出来ており、
金属に敏感なアレルギーをおもちである場合をのぞき、
基本的にはご安心してお使い続けていただくことは可能でございます。
修理という点ではお役に立てず申し訳ございません。
何卒、ご参考にしていただけますと幸いです。
修理不可判定
サビをメラニンスポンジで擦る事はインターネットで調べて試していました。
さすがに僕の『ポトル 』のように、ここまで錆びてしまうと、修理はほぼ不可能だと考えるべきなようです。
修理しようにも、出来たとしても価格の数倍の費用がかかることや、修理はメーカーとしておすすめしていない実情がわかりました。
琺瑯製品の白が大好きでしたが、修理して長く使いたい僕として「修理不可判定」はかなりショックでした。
まとめ
野田琺瑯の『ポトル 』が錆びたので、お問い合わせをして修理可能か問い合わせてみました。
結果、修理出来たとしても費用が数倍かかり、ほぼ不可能。メーカーとしておすすめされていない事がわかりました。
すごく気に入って使っていたので残念ですが、野田琺瑯の『ポトル 』は捨てることになりました。
今回、野田琺瑯の『ポトル 』が僕に教えてくれた事は、
- 修理が「できる物」と「出来ない物」がある事。
- 修理してでも、何十年も使う事が僕が望んでいる事。
- 本当にお気に入りの物を捨てることは辛い事。
- 新しいやかんを探すことは楽しい事。
です。
野田琺瑯の『ポトル 』。
5年間、ありがとうございました。