家族の持ち物は必ず、勝手に処分しない。判断する事が大事。

今日は6時に起きました。気温は12℃。晴れ。

僕がミニマリズムの生活を始めたときは、家族も巻き込みました。家族とは当時まだ4歳と1歳だった息子2人と妻です。

僕たち全員の服は溢れかえり、たくさんの物で溢れていました。テレビには繋げるだけのゲームやブルーレイのデッキ。食器棚に入りきらない食器はキッチンに溢れていました。

子どもたちのおもちゃは大量で部屋ひとつを埋めるほど。一つ一つは安い値段のガチャガチャの100円や300円くらいのおもちゃを数えると、合計10万円以上を使っている計算でした。

また以前の僕は独身時代に彼女(のちの妻)とデートをするたびに服を変えていました。同じ服を着るのが恥ずかしい行為だと思っていたからです。何度かデートのたびに服を変えていると、着る服は無くなります。そうすると、お店に新しい服を買いに行きました。

そんなことを続けていくと、クローゼットの中はどんどん服で溢れてきました。しかし妻はさらに僕の服の量の3倍以上は持っていたでしょうか。新しいコートとブーツは彼女のアイデンティティになっているようでした。
食事をするときはキッチンに重ねて置いてある食器からそっと取り出します。食器棚に入っているその他の食器はほとんど出すことすらありませんでした。

結婚し子どもが生まれたらそんな生活は辞めなければなりません。まず自分の持ち物を最小限にしました。

服はクローゼットに入るだけにしました。さらにハンガーの数を制限して服の数を減らしました。今ではハンガーには3枚のジャケットとシャツが1枚のみ。クローゼットに入りきらない数の服は最小限の数になりスカスカになりました。

自分の持ち物を減らして、物にとられていた時間を取り戻した僕は、ミニマリスト生活の素晴らしさを家族に伝えようと考えました。結婚していてミニマリスト生活を志すには妻の協力が不可欠。

当時の妻は150着以上の服を持っていました。今では15着ほどです。

もちろんそこまでの道のりは簡単なものではありませんでした。

しかし、子どもを2人生んで育てている経験が彼女のミニマリズムに対する理解を深める助けになりました。

日本では子どもが生まれると生後1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、12ヶ月、1歳半、2歳、3歳の頃に検診があります。そして検診に来るのは同じ月齢の子どもを持つ母親です。

そこで妻はあることに気付きました。

大きなカバンを抱えてたくさんの荷物を持っているのは、初めての子育てしている人だという事に。カバンが小さく荷物が少ない人は、子育てに必要な物をわかっていて、大きな荷物は不安を解消するどころか重荷になり、大半の荷物が不要であることに気がついたのです。

つまりすでに兄妹を育てている経験が、子育てに必要な物と必要ではない物がわかって、検診のために出かけるときに必要最低限の物がわかっているということです。

初めての子育ては不安が付き物です。ベビー用品売り場に行けばたくさんの便利用品が売られています。自分が赤ちゃんの頃になかった商品ばかりです。

それに比べると、初めて子育てをしているだろう人はまるで旅行にいくようなカバンを抱えてやってくる人もいるのです。

子育てに関する情報を発信している雑誌やテレビでは、こぞって必要であるように便利用品を紹介します。

これを持っていないと赤ちゃんを育てるのは大変ですよと言わんばかりに。なあぜなら雑誌もテレビも広告費によって運営されているからです。

商品の購入代金のほとんど(もしくは一部)は広告費です。

赤ちゃんを育てるために必要な物は、おむつとビニール袋とお尻ふきと根気であることがほとんどです。

ベビーカーですら必ずしも必要ではありません。子どもが1人なら抱っこ紐があれば事足ります。我が家の子どもたちはベビーカーにおとなしく座っているような子どもではありませんでした。

さまざまなそういった経験が物を減らすきっかけになっていきました。

しかしいくら必要のない物に見えるからと言って、家族の物を勝手に捨てる事は絶対にしてはいけません。自分にとって不要だと思う物かもしれませんが、家族にとっては大切な物であるかもしれません。

勝手に捨てて一時的に幸福を感じるかもしれませんが、家族の物を勝手に捨てて幸せになれるはずはありません。勝手に捨てたとしても、また購入して物を所有することになります。必ず自分で必要か不要かを考えて判断することでだんだんと持ち物が減ってきます。

自分で考えて捨てる経験が今後の長い人生の中で不要な物を増やさない訓練になります。この経験がなければたとえば無理矢理物を処分されたとしても、どんどん新しい物を求める人間になってしまうでしょう。

家族全員が幸せに暮らせる物の量を家族みんなで考える。それが家族でミニマリスト生活を幸福に楽しむ唯一の方法。