かめのこたわし【亀の子束子】
〔商標名。形が亀に似ているからいう〕
棕櫚しゆろなどの繊維を短く切りそろえて、針金で楕円形に束ねたたわし。
大辞林 第三版より
どうして、なんの変哲もない『たわし』が明治時代から100年以上愛され続けるのか?
あなたは『たわし』を使っていますか?
今の家庭ではスポンジはあるけど『たわし』は使っていない家庭も多いそう。
しかし、今『亀の子束子』のシンプルで美しい外観や使い勝手のよさなど見直されています。
洗剤を使わずに洗える
鉄性のフライパンは美味しい料理を作るのに最適。
極厚の鉄製のフライパンでジュージューとハンバーグを焼く。
最初は強火で両面に焼き目をつけ蓋をしてじっくりと中まで火を通す。
美味しいハンバーグに欠かせない鉄製のフライパン。
実は鉄製のフライパンは洗剤を使ってはいけません。洗剤を使うと油のコーティングが剥がれてしまうので、次に使う時に焦げ付きやすくなってしまいます。
洗剤を使わないで鉄製のフライパンを綺麗にするには『亀の子束子』が圧倒的にいい仕事をします。
使い終わった鉄製のフライパンを熱いうちに水をかけて『亀の子束子』でこするだけです。
洗剤を使わないので海の汚染も軽減。
キャンプでも洗剤を使わないですむ『亀の子束子』は大活躍します。
『亀の子束子』の耐久性
中華料理店でアルバイトを始めたあなた。
もし先輩コックに
「束子買ってこい。」
って言われたら。100円均一などの安い束子を買って行ってはいけませんよ。
『亀の子束子』の素晴らしさは耐久性にあります。
中華料理店で使う束子は一般家庭では考えられないくらい激しく使います。
しかし、繊維が抜けたりして料理に入っては大変。
一般家庭の使い方なら人によって3年や5年間使い続ける人もいます。
少しくらい高くても長く使える分、家計にも優しい。
我が家の『亀の子束子』はまだ2年目です。
まだまだ使いますよ。
まとめ
今、単純に磨き、汚れを落とすというための『束子』が見直されています。
出来るだけ洗剤に頼らずに汚れを落とすことで、環境にも優しい。
100年間愛され続ける『亀の子束子』には理由がありました。
どんどん安い物を使い捨てるのではなく、日本の伝統工芸品とも言える『亀の子束子』。
僕がおすすめするのはフライパンをガシガシ擦れる1号のサイズ。
一度体験してみてはいかがでしょうか?