今日は朝の5時に起きました。
外は雨模様ですが、雲が毛布の役割をして気温は17℃ほどまで上がるようです。
今読んでいる本は、レイモンド・チャンドラー著書(村上春樹訳)『ロング・グッドバイ』です。
もう何回も擦り切れるほど(電子書籍なので本当に擦り切れるわけはありませんが・・・)読んでいる本です。
主人公である私立探偵のフィリップ・マーロウはWikipediaによると『ハードボイルド派の中で最も有名な探偵』で、長編小説は全部で7冊。全て村上春樹さんの翻訳で読むことができます。
7つある長編の中で、もっとも有名で、もっとも面白く、もっともおすすめなのが『ロング・グッドバイ』です。
私立探偵であるフィリップ・マーロウの不器用ながら筋の通った生き方。友人のためにどんなに痛めつけられても信念を曲げない様は、父として参考になる点がたくさん。※ちなみにフリップ・マーロウは独身で一匹狼です。
『ロング・グッドバイ』の中では、バーや自宅などでたくさんお酒に関する描写が出てきますが、本を読んでいるだけで一緒にグラスを傾けている錯覚に陥るほどのめり込んでいきます。
何回も読みたくなる本には、ストーリーのテンポ、活きいきした登場人物、思わず手を伸ばしたくなる飲み物や食べ物が登場します。
もちろん全て『ロング・グッドバイ』には含まれています。
ちなみにフィリップ・マーロウは身長が 6フィート1インチ半(186.69センチ) 。体重が約190ポンド(約86.18キロ)あります。
僕は身長が低く子どもの頃から「中学生になれば背が高くなるから」「高校生になれば背が高くなるから」と親や親族に(今となってはウソを)言われ続けてきました。
昨晩、クラスの中で一番小さな長男が、自分が身長が低いことを気にして悩んでいました。
多分、僕が普通の身長(170センチくらい?)あれば、「ちゃんと背は高くなるから大丈夫だよ」と言ったかもしれませんが、言えませんでした。
身長が高くならなかった時に、結果として嘘になってしまうからです。
まず大切なことは、見た目や身長、持っている物やお金でも人間の価値が変わらないことを教えなくてはいけません。
もし、このまま僕のように身長が低いままでも、幸せになれることを教えていかなくてはいけません。
かと言って、長男の気持ちは痛いほどわかります。
特に好きな女の子が自分より背が高い場合。(ほとんどのクラスの女子は僕より背が高かった。)
さらに、その女の子が背が高い人が好きだと言っていた場合。
「背は関係ないよ」
なんて父親が言ってもなんの効果もありません。
しかし、成長するにしたがって女の子の方も、いろんな所で頭をぶつけたり、辛い思いをして、見た目や身長以外に目を向けるようになります。
長男には世界が広いこと。世の中にはクラス以外にもたくさんの女の子がいて、必ず背が小さいことなんて関係なくなる日が来ることを教えていこうと思います。
きっと僕の長男は悩めば悩むほど、背は低いかもしれないですが、信念を曲げない「いい男」になります。
月並みの表現ですが、長男の心の中の原石をせっせと磨き、どんな光を放つのかこれから楽しみにしたいです。